浄土真宗とは、自分の力<自力>で生きていると錯覚している私たちが、親鸞聖人のあきらかにされた本願念仏<他力>の教えに出会い、真(まこと)によるべき浄土を信じて生きていくことを教えの中心としています。
浄土真宗には、10以上の宗派があり、真英寺は真宗大谷派(お東)に属しています。
「ご本尊」・・・・阿弥陀如来
「経典」・・・・・仏説無量寿経(大経)
・・・・・仏説観無量寿経(観経)
・・・・・仏説阿弥陀経(小経)
「宗祖」・・・・・親鸞聖人
「宗祖の主著」・・教行信証
「宗派名」・・・・真宗大谷派
「本山」・・・・・真宗本廟(京都 東本願寺)
「お勤め」・・・・正信念仏偈(正信偈)
真宗では、お仏壇をお内仏といいます。お仏壇が仏様をご安置する木箱を指す言葉であるに対して、お内仏はご安置された仏様に重きをおいた言葉です。お内仏は、阿弥陀如来が建てられた浄土の世界を表現しています。
合掌礼拝は阿弥陀如来をほめたたえる行為です。
人間の考えが及ばないほど、広くて深い誓いをたてた阿弥陀如来に私たちは生かされていると気づいたとき、おのずからその徳をほめずにはおれません。それが口に「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえることであり、身には合掌・礼拝という形をとることなのです。
阿弥陀如来は「『南無阿弥陀仏』をとなえよ」と、いつも私たちに呼びかけています。その呼びかけに応じることが、真宗を生きる者のあるべき姿なのです。
合掌礼拝の作法は各派それぞれ異なりますが、真宗大谷派では次の通りです。
真宗では法名と呼び、戒名とは呼びません。
仏法を信じて生活する時の名告りが法名です、お釈迦様の弟子となることで、男性は「釋○○」女性は「釋尼○○」と名告ります。法名は、生前に帰敬式を受けて頂くことが大切です。
愛しき方との別れ、避けることはできないと知っていても、それは、本当に悲しいことです。
葬儀とは、亡き方の人生に対して心からご苦労さまでしたと手を合わせる大切な時間です。それと同時に、いずれは死していかなければならない私自身のいのちの事実に向かい合うときでもあります。私たちは、そのような悲しいことに直面しなければ、いのちの尊さを感じることができないのです。